信じているからこそ。

これは何の記事?二次創作だよー!


そういうのが嫌な者はタブを閉じるのじゃ


一仕事終えたところに一本の電話が掛かってきた・・・工廠からの連絡だ。
『那由多さん、頼まれてたヤツが完成しましたよ』
「了解、すぐ向かう」



がしゃん。
『どうでしょうか?那由多さんに合わせて調整した私達の自慢の逸品ですよ』
「・・・うん、艤装の可動域、飛行甲板の展開機構、制御性、全て俺が思っていた以上の出来だ」
『設計班の皆さんも協力してくれましたからね。いやー稜さんはさすが元艦娘、私達に輪を掛けて艤装に造詣が深いもんでそりゃ驚きましたよ』
そういえば設計班の人らとはまだ会った事が無いな。今度皆で遊びに行けたらいいんだが・・・
「そうか、稜が・・・元気そうにしてるか?」
『そりゃもう!いつもはどちらかと言えば寡黙ですけど那由多さんの話題になるとまるで別人のように饒舌になるんですよ』
あぁ、あの頃は饒舌を通り越してうるさかったな・・・
『っと!それじゃあ最終調整もありますからこちらへ』
「ああ」



艤装調整用の訓練場には先客の姿があった。
『ん、やっと来おったか』
「龍驤・・・」
『龍驤さん!?どうしてここに』
『ド阿呆、あんたらが最近影でこそこそしとったんはバレバレや。まあ安心しとき、ウチ以外は誰も・・・加賀らかて気付いてへんから』
悪戯っ子のような笑みを浮かべながらそう言うと俺の艤装に目を遣る。
『それ、篭手に仕込んであるけど陰陽型の飛行甲板を展開する設計やろ』
『何故それを・・・』
『稜ちゃんから聞いてん。それの設計の話と一緒に[那由多は皆の為なら自分の身の危険も省みないから、貴方がストッパーになってあげて]・・・ってな』
龍驤の目から涙がこぼれ落ちた。
『もう誰も失いたくない気持ちは痛いほど分かる。ウチの前居た所なんてそらもう酷い所やったからな・・・』

『せやけどな』

『何もかも一人で背負い込もうとすんなド阿呆がぁ!』
その言葉と共にどっと泣き出す龍驤。怒りながら泣くとは忙しい奴だ。
・・・。
「すまん・・・分かってはいるんだ、自分一人で何かができる訳でもないとはな。でも、それでも俺は皆を守りたい」

「その為にわざわざこれを造ってもらったんだ。皆と同じように戦うために」
『それをド阿呆っちゅうねん・・・!』
「10年前の事は知ってるだろう」
『おう。自分の責任やないのに艦娘が沈んで大泣きした甘っちょろいガキが居ったそうやないか・・・』
「その甘っちょろいガキが今此処に居る。龍驤、この手で皆を守る為に空母としての戦い方を俺に教えてくれ」
『・・・っ!うちの指導は一航戦の二人並に厳しいから覚悟しいや!』
「上等だ!」



『・・・あと口止め料としてアイス奢ってや。女の涙は高くつくんやで』
「・・・了解」



※龍驤はできる子鋭い子
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ドルヴャベーグの人(仮)

Author:ドルヴャベーグの人(仮)
某所での誤字を発端とするドルヴャベーグと中の人の反応速度を活かした(?)罠テロを持ちネタとしていたチキン野郎。野良こわい。

Twitter:suzushiro_arks

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